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漢方と生薬の違い─── "理解"りますか?(暗黒微笑)

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 こんにちは

 今回は漢方のお話です。やはり王道を往く葛根湯ですか?それともみんな大好き抑肝散ですか?それぞれ思い浮かべるものは違うと思いますが、じゃあ漢方っていったいぜんたいなんなんだい?似た意味をもつ生薬とどのような違いがありますか?これを正確に答えられる人はごくわずかでしょう。

まず漢方は日本の伝統医学です

 うんちくです。知ってました?そもそも漢方って日本独特の文化なんですよ。確かに起源は中国なんだけれども、日本に伝来してから様々に変化し独自のハッテン♂を遂げました。そのため大陸の伝統医学とまた配合やら飲み方やらがちょこちょこ違います。

tips : 漢方のおでについて

 コスパを考えると今のところエフェドリン類目的の葛根湯一択でしょうか。麻黄湯でもいいのですが高スンギなんですよね。売ってるとこ少ないし。葛根湯は2-3日分を一気飲みすればシャキシャキ感出ると思います。飲むの大変だけど。慣れだよ慣れ。

 抑肝散は微妙です。あれは長いことじっくり飲んでるとじわじわ効いてくる系(だと思う)なので一回にドバっと飲んでもいまいちでしょう。

 ほかに四物湯とか処方されている人もいると思うけどいまいち研究が進んでないので割愛かな。ちょっとは効果あると思うけどうーんって感じ。

 

本題 : 漢方と生薬の違い

 さっさと本題について語れよって話ですよね。簡単に言えば

生薬は原料、

漢方は生薬を配合した薬

です。薬草の根っこや樹皮を乾燥させて裁断したものが生薬で、例えばミカンの皮を乾燥したものとかもあります。買わなくていいよ参考にするだけ。

 漢方は大体4~7種類の生薬を決められた配合通りに混ぜたものになります。原料の色やにおいが不適合であればその生薬は漢方に用いることができないし、分量がちょっとでも違えばそれは漢方と呼称することができません。結構厳格なんです。

 なのでよくで見かける小林製薬のナイシトールZという商品も、18種類も生薬は使っているけれども漢方ではありません。だからと言って効かないって主張しているわけじゃないよ。ただ漢方って名乗れないってだけで。

 

まだまだ分からないことが多い

 はっきり言って全然漢方の研究が進んでません。そのため効果を予測するのはまだ難しい部分が多いです。ですが基本的にツムラや小太郎など会社の漢方薬はちゃんと原料がしっかりしてるので安心できます。成分は入っています。

 僕の恩師の教えでは「高いから効くとは限りません。但し安いものは確実に偽物です」とのことでした。町中に売ってる高麗人参とかをホイホイ信じませんように、気をつけてね。